IoT3大要素「センサー」「ネットワーク」「クラウド」を1文で説明せよ

IoT3大要素「センサー」「ネットワーク」「クラウド」を1文で説明せよ

 「センサー」「ネットワーク」「クラウド」について詳しく解説!

IoT

IoTは何か単独のデバイスで動いているのではなく、主に3つの要素で構成されています。その3つこそ「センサー」「ネットワーク」「クラウド」です。

それぞれの単語は聞き慣れているものの、その役割については曖昧に理解している方も多いのではないでしょうか。そこでこれらIoTの3大要素についてそれぞれ簡単に解説していきたいと思います。

センサーは人間で言う「五感」

クラウド

センサーはIoTの起点として、データを収集する役割があります。センサーの働きは、しばしば人間の五感に例えられます。例えばカメラに取り付けられたセンサーは、人間の視覚に相応します。人間が目でモノを見るように、カメラに備え付けられたセンサーによって、わかりやすく言えば、色・形・大きさ・長さなどをデータ化します。

それによって、工場のラインで流れる異物を検知したり、防犯カメラであれば不審者を特定したりすることができるのです。JINTOが提供しているロガー(センサーによって計測・収集したデータを保存する装置)の一つに温湿度ロガーがあります。

その名の通り、温度や湿度をデータ化することができるデバイスです。農作物を育てる上で欠かすことのできない温湿度管理などに最適です。

ネットワークはデータを相互にやり取りできる通信環境

ネットワークは複数のコンピュータがデータを相互にやり取りできる通信環境を意味しますが、IoTに使用されるのは無線通信規格です。「無線」と聞くとどんな通信環境を思い浮かべるでしょうか。

身近なものだと、LTE、Wi-Fi、Bluetoothなどが挙げられるでしょう。IoTではあらゆるモノをつなげるため、それに適したネットワーク選びが重要となります。最近は超高速回線の5Gの開発が進んでいることから、IoT化がさらに進むものと考えられています。

クラウドはビッグデータを蓄積するプラットフォーム

クラウド

クラウド(正式名称はクラウドコンピューティング)とは、ユーザーがサーバーやストレージを所持していなかったり、ソフトウェアをインストールしていなかったりしても、インターネットを経由してサービスを利用できる仕組みを意味します。

IoTにおいては各センサーによって収集された膨大な量のデータ、いわゆるビッグデータを蓄積するプラットフォームとして採用されています。膨大なデータを蓄積できるだけではなく、拡張しやすく低コストで運用できることがクラウドのメリットです。

まとめ

IoTを語る上で欠かすことのできない3つの要素であるセンサー、ネットワーク、クラウドについて簡単に解説しました。1文で表すならば、「センサーで取得したデータをネットワークを通じてクラウドに保管する」とざっくりと覚えておくと良いでしょう。

データは蓄積しているだけでは価値にはなりません。それを分析・活用してはじめて価値的なサービスとなります。

Kaz

略歴
熊本出身。カリフォルニアの大学卒のフリーランスライター 興味ある分野は「自分自身のデータ化」。遺伝子検査実施済み。 遺伝子レベルで「新規性探求」と「行動持続性」が高い。加えて夜型。 現在の目標は「一人でIoT」。 最新技術を通してデータ収集・分析し、自分自身をより深く知ることで スマートな生き方を模索中。愛用製品はJINS MEME ES。 記事執筆依頼をお待ちしています。

キーワード: ネットワーク,クラウド